メキシコがいい

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痛い過去

Las experiencia dolorosa(10)

今度こそ入院、と誰もが思うだろう。 しかし私は母と共に家に戻った。 父は外国にいてすぐには戻れなかったし、家には他に子どもが二人いた。 母は自分も体調が悪い中、自宅で付きっ切りで看病してくれた。 私は高熱で何度もうなされた。 まだ怖くて痛くて自…

Las experiencia dolorosa(9)

シロはイノシシ狩りに行った最中におじいさんの手から離れた。 獲物を追った直後の気が荒い状態でうろついていたということだ。 そして何より仲が悪かったうちの犬のにおいが、その日の私には付いていた。 出かける前に抱いたり撫ぜたり、身体じゅうににおい…

Las experiencia dolorosa(8)

それはまるで… シロに突然、悪魔が乗り移ったかのようだった。 もうそれはシロじゃなく、口から泡を吹く悪魔の顔だった。 顔や首をとっさに守るのは素手しかなかった。 痛い…怖い…助けて… 噛みつかれた足からシロを引き離そうと、血だらけの腕で力なく頭を押…

Las experiencia dolorosa(7)

あれは子ども会で七夕か夏祭りの準備をしていた日のことだった。 私は新参者で要領がわからないのに、下級生を取りまとめたり進行を担う羽目になっていた。 当時は子どもだけで集まって上級生が下級生に指示を出すことになっていて、6年生が私と隣の男子の二…

Las experiencia dolorosa(6)

私が小学校6年生に上がる頃、それまで住んでいた社宅を出て小さな村の民家へ引っ越した。 バス通学はギリアウトの地区で、上級生の私は真夏に日陰のない車道脇を延々と歩かされ、冬は吹雪だろうが膝上までの雪だろうが、隣村の子達がバスで通り過ぎるのを横…

Las experiencia dolorosa(5)

重くて硬い鍬の先が勢いよく落ちてきて、そのまま私は意識を失った。 そのバカ男子はまさかこんな事になるとは夢にも思わなかったろう。 ただ、振り下ろした鍬の先がその重みでどこへ持っていかれるかを予想できなかっただけ。 子どもってそんなもんだ。 ず…

Las experiencia dolorosa(4)

私は平凡な田舎の小学生だった。 けど、たった3年間で3度も死にかけた小学生はそうはいないと思う。 3回ともひどく痛い思いをしたけど、死ななかった。 1回目は蜂の大群に襲われたこと。 そして2回目は… 給食の後の掃除の時間に起きた。 掃除当番はみんな外…

Las experiencia dolorosa(3)

それは一瞬のことだった。 そのバカ男子は、私に意地悪をしたかっただけだろう。 まさかこんな大事になるとは夢にも思わなかったのだろう。 子どもってそんなもんだ。 でも当時の小学生の私には… あまりにも大きな衝撃だった。 蜂に襲われて逃げ惑う子ども達…

Las experiencia dolorosa(2)

私はこの目で見た。 あいつの愚かな行いを。 田舎の小学生4年くらい…だったと思う。(あまりにも昔で覚えてない) 学校行事で山へ遠足に行った帰り道のことだった。 てくてく…。 帰り道は来た道とは別の道だった。 下りが急になってきたと思ったら…突然誰か…

Las experiencia dolorosa(1)

下り道を車に激しく揺られながら… 朦朧とした頭に昔のワンシーンが蘇った。 ちょうど同じような下りの山道だった。 しかし揺られているのはトラックの荷台の上。 長い山道をトラックはひた走る。 荷台に子どもの私達を詰め込んで… みんな泣き叫んでいた。 身…

cuando yo era joven

いや… ほざくのも自由。 褒めるのも自由だぜ? しかし褒められると誰だって調子に乗るものだ。 調子に乗った私は、髪やメイク、ネイルやアクセサリー、普段着でさえ人目を気にするようになっていった。 ちょっとでも気を抜くと、あれ?今日は何か変だよなん…